ブログ「九学通りの十字架」にはコメントを書き込むことができます。まずは管理者のところにメールが来て、内容をみてアップするという方式です。たまに悪戯や、押売りなどもありますが、教会ブログには何もありませんでした。ところが先週はじめてのコメントがきました。
「NHKEテレ俳句の時間は、岩岡中正先生が選者でした。その時先生が特選に選ばれたのが「水の上をあるけさうな月夜かな」でした。そして先生は聖書のイエス様が湖を歩く姿が思い浮びましたと批評されました。(中略)じんと心に残りました。」と。
コメントが書き込まれたのも嬉しいですが、この句に出会ったことに感謝しました。私もイエス様がガリラヤ湖を歩かれた様子を思い浮かべ、もう20年前にいった聖地旅行を思い出しました。あれから6回も行くことになるとは思ってもみませんでしたが。
その時の旅行では初めてガリラヤ湖で泳ぐという経験をしたのです。聖地としてみたガリラヤ湖で泳ぐなんて・・緊張しました。本当にいいのかと。しかし入ってみれば温泉のような暖かさ、生き物がたくさんいて驚きました。「おおっ、これがピーターフィッシュか」とか。時間を忘れて泳いでいると夕方になっていました。だんだん暗くなってきて、山のうえに家の灯りがつきはじめました。なんとも幻想的で、夕日がきれいで、振り返るとそこにイエス様がおられるような気がしました。そのあとにでた月がきれいだったこと。
イエス様は弟子たちに「山の上の町は隠れることができない」と言われました。その通りだと思いました。み言葉が鮮明に聞こえてきました。また、この湖で歩かれたことも。風、波を静められたことも。そして弟子たちを招かれたことも。それが全てここでおこったことも信じることができました。まさに「水の上をあるけさうな月夜かな」でした。その時に拾ったガリラヤ湖の石は大切な宝物です。