ルカ 4:6 悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」
「悪魔の誘惑」の箇所です。私たちには「人のパンだけで生きるものではない」というイエス様の言葉でも有名です。イエス様は40日40夜の断食の後、悪魔から誘惑を受けられます。しかし、そのすべてを神様のみ言葉によって退けられました。この箇所の誘惑には「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」というみ言葉で退けておられます。主なる神様を第一とするということです。
ある牧師が礼拝説教で「失恋」した話しをされました。神学生の頃、教会で出会い付き合いがはじまったそうです。彼としては、その女性とは共に歩んでいこうと思っていたそうです。ある時、友達に「僕の彼女です」と言ったとき、「私はあなたの所有物ではありません」と厳しく言われたそうです。それ以来お付き合いがなくなってしまったという話でした。「自分の所有物と思い、自分のものにしようとする」。これが誘惑であり、罪であると言われました。すべては神様のものであることを心に刻んで、自分もまた神様のものとしての視点が大切であると話されました。
私たちはついすべてのものを「自分のもの」としてしまう危険を持っています。「すべては神様のものである」という視点に立つとき、罪の誘惑を退けるポイントがあるように思います。