ヨハネ 19:30 成し遂げられた
ルカ 23:46 父よ、私の霊を御手にゆだねます。
十字架上の7つのみ言葉の第6,7は「成し遂げられた」「私の霊を御手にゆだねます」というものです
イエス様の命の最後の表現は「息を引き取られた」とあります。私たちもよくこの言葉を聞きます。しかしこれは興味深い言葉です。「引き取られた」ということですから、誰かが「引き取って」くださったのです。聖書では「息」は「霊」を表現することもありますから、イエスの霊を、父なる神様が引き取られたのです。ここに素晴らしい応答を見ることができます。イエス様は「委ねます」と言われ、神様はそれを「引き取られた」。ここに十字架の大きな意味があり、このことはすべて神様のみ心であったのです。
あるお医者さんの話ですが、死の間際まで泣き叫び怒りをぶつけている人と、安らかに静かに死を迎えるひとには違いが一つだけある。それは「神様を信じているかどうか。信仰があるかどうか」です。どんな信仰であれ、神様を信じるひとには死は通過点で、次の世界をみることができるのですと。
「委ねます」「引き取られた」の中に、イエス様の従順と神様の愛をみることができます。私たちは最後にはすべてを神様に委ねなければなりません。救いが完成した聖金曜日、あの十字架の出来事は何であったかを思い、すべてを神様に委ねていく生き方をしていきたいものです。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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