激論Ⅱが6月5日におこなわれました。この会は「ルーテル教会はこれでいいのか?」という思いをもつ方々の集まりで、神学校・ルーテル教会・東教区の共催で行われたものです。2回目ということで、私も司会の役目をいただいていたのですが、パレスチナからの帰りが遅れ、会に間に合わず出席できませんでした。しかし、激論まではいかなかったが、討論はできたという報告をお聞きし報告が楽しみです。
実行委員の方が機関紙「るうてる」に激論Ⅱの報告記事を書いて下さいました。それを読んでちょっと衝撃をうけました。講師の先生の言葉ですが、「ルーテル教会は売上の落ち込んだレストランのチェーン店である」と言われたとか。私の受けた衝撃は「そうだ!」ということ、「だから回復できる!」と思ったのです。この2つの思いを説明するにはちょっと時間がかかりますが、考えていた方向に間違いはなかったなと感じたのです。
事務局勤務になり2年の間、いましか読むことのできない本を毎晩読むことを日課にしました。その一つにP.F.ドラッカーの「マネジメント」からはじめて、片っぱしから彼の本を読みました。その膨大な著作ゆえに、まだそれを読み進めているにすぎないのですが、教会運営として教えられることがいっぱいです。一番に学んだことは「真摯さ」でした。牧師としての「真摯さ」があるかということでした。それは神様から託されている宣教に対しての真摯さでもあります。宣教が伸びないのではなく、御言葉に対する真摯さがないのではと。そのなかで「ルーテル教会は売上の落ち込んだレストランのチェーン店である」という言葉を聞いたとき、この2年で学んできたことが一致したのです。
いまは現場をもっていませんから客観的に分析できる場所が与えられています。ドラッカー理論をあてはめてみると面白いことがたくさん学べます。いままで自分がやってきたことも見えてきました。ということで、現場にでる日を楽しみにしています。それにはもう少し学びが必要ですが。