嬉しいことがある週は、いくつもの恵みに出会います。先週は月曜日からその連続でした。
まず、絵本「咲いていること」が、テレビアナウンサーの朗読劇で読まれると聞きました。一瞬とまどいました。そんな経験がなかったからです。ただ過去に1回だけ、大学の礼拝でどうしても説教ができないと悩んでいた後輩のために説教をつくって礼拝で読まれたことはありましたが。今回はアナウンサー朗読劇とのこと。ぜひ聞いてみたいなと思います。
そのご、「第12回ルーテルこどもキャンプ」が広島で行われました。今回もチャプレンとして参加させていただき、広島での12年間で出会ったヒロシマを子どもたちに伝えることができました。今回はパレスチナのオリーブ・パンの笛を演奏、それを平和大通りのオリーブ前で演奏し、共にローソクを灯してお祈りできたことは感動でした。同じ時期に植えられたオリーブの木が、被爆地ヒロシマでは65年後も成長し、パレスチナでは人間の紛争によって倒されていく。それがヒロシマで復活してパンの笛となった。2本のオリーブは子どもたちに何を語ってくれたでしょうか。
そして、8月6日には、チェコ共和国大使館で行われた、ヴラダン・コチと家族コンサートに招かれて大使館にいってきました。素晴らしい演奏会でした。チェコ共和国といえば、あの原爆ドームの設計者はチェコの方でした。1988年兵役拒否をして収監され、そのご解放されたヴラダン・コチ氏が、広島原爆の日にあえてヒロシマの方々のために「鳥の歌」を演奏をされました。言い尽くせない思いがそこにありました。