東京市ヶ谷の教会事務局勤務になって3年になります。そのうち1年は広島教会との兼務でした。毎週金曜日に帰宅。礼拝をして月曜日の早朝に東京に戻るというハードなスケジュールでした。2年目からは専任となりましたが、家族は子どもたちの学校もあり広島にしばらく住むことにしました。このたび3女・聖美が中学校を卒業するにあたり、いよいよ東京での生活がはじまります。
中学卒業までは広島にいたいと願い、高校は東京でもといいよということになりました。先週、あるミッション系の女子高校の推薦試験をうけて合格。学校に受け入れていただけることになりました。また1歩、単身赴任生活終了がみえてきました。家族で住むことになるマンションも見つけました。残すは引っ越しのみとなります。長いようで短かった単身赴任でした。家族と共に過ごすことの大切さを教えていただけました。病気にならない生活のリズム、食生活、健康のための運動など。この2年で自分自身を見直すきっかけともなりました。神様から、本当によい経験をさせていただきました」。
その中で一番つらかったのは、家族と共に礼拝に出席できなかったことです。現場の牧師だった頃は「家族礼拝を」と呼びかけていました。その本当の意味を教えられたのです。いかなる理由があるにせよ、家族で礼拝を守ることを誰もとめてはならないということも強く思いました。そして、この4月からやっと家族と共に住むことになります。いまから待ち遠しくてしかたありません。自分の居場所があり、共に生きる家族がそこにいるのです。一人で食べるごはんより、家族と食べる方が楽しいのです。
教会は兄弟姉妹といいます。神様の家族です。その本当の意味を教えられた、単身赴任生活でした。