宣教方策準備会議がおこなわれました。次年度総会に提案する宣教方策をつくる準備の会議です。私に与えられたテーマは、教会成長の具体的数値目標でした。他教派の教会を参考にしながら、まず私たちのルーテル教会の特徴を考えてみました。
すると、ルーテル教会はよく整えられた教会で、ごく平均的な教会であることがわかりました。給与制度、年金制度も整えられ、教会はひとつ、神学校はひとつ、給与はひとつという制度がしっかり守られています。この整えられた教会が平均的になるのは自然の事と思います。ごく平均的というのがいいのかはわかりません。メガチャーチと言われる教会もなく、全国のほぼ平均の礼拝出席、財源を維持しています。
そこで他教派の教会が安定する数値は、礼拝平均50名、予算1000万であることがわかりました。その中で牧師給与は約6割までが妥当で、それを越えると厳しい教会になります。いまのルーテル教会は、礼拝出席30名、800万の予算が多く、牧師給与は8割に近い数字です。教会の厳しさはここからよくわかりました。平均まで到達せずに力が衰えていることに元気のなさが受け取れます。しかも、ルーテル教会には「これ」というはっきりした目標がないのもわかりました。ある教派は「教育」をテーマに、他の教派は「堅信・献身」、「献財」「信仰継承」「世界宣教」など、うちの教派はこれだというものがあります。そう考えると、ルーテル教会はすべてを少しずつ網羅しており、きわめてここでも平均的となります。
そんなことを考えながら、それではいまのルーテル教会にとって宣教方策とは何かということです。ルーテル教会がひとつの体だったとしたら、どこの鍛えなければならないか。そんなことを考えていました。何かが違うけれど、何かを見つけ出す作業です。平均を越えるには今のままではいけない。ルーテル教会としての特色、ブランド?をはやく見つけ出し全面に押し出していくことかと思います。そんな教会がぽつぽつ現れてきているようにも思えますが。
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