第24回総会期第3回常議員会が無事に終わりました。これは年に3回行われる会議で、全国の教区からの出席があります。16名の常議員、5名の同席、4名の陪席それに記録の全員で26名の会議です。これまでは2泊3日をフルにつかって会議をしていました。
事務局長になっての最初の改革はこの会議を生産的なものにすることでした。どうしたら内容が深く、時間的にも短縮した会議ができるかに挑戦したのです。名札を置いて席を固定することから始めました。そのなかで気がついたことは、会議は準備ではじまり準備で終わるということでした。その準備の中に「目的」をはっきりさせることが一番重要でした。「何のために」「何を決める」会議かということです。そんなことから、資料の1週間前配布、審議資料フォーマットの作成、タイムキーパーの導入など様々なシステムを導入してきたのです。これまでは、会議当日にはじめて資料をみていました。これでは意見もまとまらず、何を質問していいかもわからなかったのです。報告も前もって読んでくるのと、その場で報告をはじめて聞くのでは違います。報告者の報告時間も短縮できました。会議の変革ができたからでしょうか、次回は1泊2日の日程になりました。
そこで最近思っていることがあります。審議決定したことを確実に執行するにはどうしたらよいか。そんなことを考えていたときに、ある本の一言に衝撃を受けました。「満場一致は、誰も何も考えてないのと同じである」。会議の目的は、意思決定に必要な良質な複数の選択を得て、その中から選びことであると書いてあったのです。今回の会議もそうですが、すべて満場一致でした。これはいけないと改めて思ったのです。
教会の会議にお(こ)ける次なる課題をみつけました。教会財政も厳しい状況の中で、満場一致ということはありえません。多くの意見ではなく、良質な複数の選択をえることができるような会議になればいいなと思います。そのための準備をする楽しみができました。そういえば使徒言行録には様々な意見があり、その中で最高の選択を神様から与えられたことがかいてありますね。