仙台市にあるルーテル仙台教会内に、ルーテル支援センター「となりびと」が設置されました。今後ボランティアの受け入れ、派遣などの重要拠点となります。拠点も整いましたので、今後は被災地での救援に力をそそぐことができます。
先遣隊として遣わされてから、いちど東京にもどり本部かいぎで報告しこの支援センター設置がきまりました。その後、一人の牧師と専従スタッフ2名が現地に入り宮城県社協、石巻社協に向かいいれていただき今後の救援活動の方向性を協議しています。ルーテル教会として何ができるか、何を任せていただけるか、信頼関係を築くことからです。しかし、信頼関係という点ではすでに、ルーテル学院の市川学長との信頼関係がそこにありましたので、快く向かいいれていただけてます。これからはその信頼をもっと広げていくこと、そしてもっと現地に信頼される関係を築いていかねばなりません。
仙台市にある聖公会の牧師先生とお会いしました。いま火葬場で「祈りのボランティア」をしているといわれました。宮城県宗教連盟(神道、仏教、キリスト教)は、火葬場に人を送り、身元不明の方々の最後の祈りをしておられるというのです。そこでは、宗教を問わずに共に祈られているといいます。毎日多くのご遺体が運ばれて火葬にふされるのですが、身元がわからないご遺体も多いそうです。心が痛くなるところですが、そこで祈りをもって送るというボランティアだそうです。その働きのうえに神様の祝福を祈りました。
また20日から現地に行ってまいります。支援センターを確実な場とする体制づくり、石巻での救援活動、ゴールデンウィークにむけてのボランティア受け入れ、働くことはたくさんあります。細かな配慮が活動を大きく支えるものとなります。集まってくる皆さんの思い、集まれなくても遠くで祈っておられる方の思い、両方をうけて私にできる働きをしてきます。私は元気です。