2コリ 13:11 兄弟たち、喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。
コリント信徒への手紙、結びの挨拶です。ローマ時代の手紙は、現代と同じように結びの部分に健康や祝福をいのる形になっていました。しかし、パウロの手紙はそれだけでなく、「励まし」が書かれています。パウロの手紙の特徴として、喜び、完全(回復)、励まし、思いを一つ、平和ということが繰り返されます。それは、神様が共にいて下さるという証しがそこにあるからです。
東日本大震災・ルーテル支援センター「となりびと」から帰ってきました。現地状況は復興というよりも、まだ緊急支援が続いているという感じです。大型支援から個別支援へと緊急支援が移っていることを感じました。その中でも、遺体捜索は続けられており、石巻市でもまだ2千の方が不明となっています。そんな中、自宅にもどり、生活を再開される方々もでてこられました。ルーテル支援は、市内を歩き回り個別ニードの対応をしています。歯ブラシ1本から、買い物の手伝い、破壊された自宅をみたいという方を案内する等。このような地域に密着した働きしていますと、石巻の方々から「ルーテルさん」と呼ばれるようになりました「うちはルーテルさんがきてくれる」という言葉に、私たちが感激しています。
パウロは、神様が共にいて下さる証しを「喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい」の中に見ています。私たちの救援活動も同じです。この活動は神様が共に働いておられるのだと、心から信じることができます。
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