10月10日、新しいプロジェクトがはじまりました。それは「Poppoプロジェクト」です。マリンバユニット「ポッポ」の活動を応援していくものです。「ポッポ」はマリンバでは珍しい連弾演奏スタイルのユニットです。この応援といっても、いつのまにか引きずりこまれたようなものです。ところがこれが楽しいことに気がつきました。新しいものを創造していくからです。
マリンバを演奏する「ポッポ」と、私が担当する「ぽっぽ」は、つながっているようで独立した存在です。実は私に与えられた役目は「ぽっぽ」物語を生みだしていくことです。広島の平和公園に住んでいる妖精「ぽっぽ」が、人々の思いを届けるというコンセプトがあります。伝えたくても伝えられなかった思いを、「ぽっぽ」が時間空間をこえて届けにいくのです。この物語と音楽が合わさっていくという企画です。すでにマリンバユニット「ポッポ」は10日に初コンサートがありました。また同時に「ポッポがゆく」CDを発売。すでに歩きだしています。
さて、「ぽっぽ」はどうでしょうか。構想はおぼろげでこれからです。平和公園に双子の種が飛んできます。そこから物語は始まるのです。この双子の木に住んでいるのが、鳩の姿をした妖精「ぽっぽ」です。双子の木から不思議な力ともみじ饅頭をもらい「お届け屋さん」になるのです。時間空間、現在過去未来を自由自在。人の心の中も旅することができます。この「ぽっぽ」が広島の地でどうしても伝えたいこと、伝えねばならないことを届けるのです。多くの悲しみや痛みを経験した街だからこそ伝えねばならない思いがあるのです。
どんなプロジェクトになるか楽しみです。これから物語が始まりますが、さわりの部分はどうぞCDをお買い求めいただくとジャケットにかいてあります。いよいよ飛び立つ「ぽっぽ」にご期待ください。「どうしても伝えたいことあるよね。時をこえて、あなたの心を届けます。お届け屋さん“ぽっぽは”ふたごの木で店開き中です」。