フィリピ 1:15 キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。
パウロは、福音を伝えるのに2通りの伝え方があるといっています。この件について特にパウロと対立がったとは書かれてはいません。あとの方では「自分の利益を求めて」という言葉もあります。しかしパウロにとっては「それがなんであろう」と言っています。キリストを宣べ伝えるという本来の目的からすれば、きちんと福音が伝わることが一番の目的であって、そのことのためにパウロは生きているといいます。
文章を寝かせるという言葉があります。勢いで書いてしまった文章は、あとで見直したときに文章になっていないことが多いものです。これが言いたい、あれもこれも言いたいという気持ちが先にでています。そんなとき、時間をおいて文章を読みなおすことが「文章を寝かせる」ということです。その時間は1分でもかまいません。何か他のことをして、また新しい気持ちで読めばいいのです。文章を寝かせると、「そして」「それから」が多いのがわかります。客観的にみると文章の癖をつかむことができます。それも思いを伝えることの大切なポイントです。
パウロは「キリストを宣べ伝えるのに」といいます。人々の思いがどうであれ「キリストを宣べ伝える」ことが一番の目的です。だとすれば「伝え方」が問題となります。よりよく伝えることを考えるのが私たちの務めです。いまの自分はキリストを宣べ伝えているか、ちょっと自分からはなれて自分を見てみるとわかってくるかもしれません。
<本日は仙台出張のため、音声朝礼はお休みです>