12月19日に、石巻北上にある3つの保育園、ディケアセンターそして河北の仮設住宅でクリスマス会を行いました。ルーテル学院のご協力もあり、ハープコンサートとサンタクロースの楽しい集会となりました。ルーテル教会救援ですから、ぜひこのクリスマスをいっしょにお祝いしたいと思っていました。
今回とくに「クリスマスブーツ」のプレゼントを用意しました。現地ボランティアスタッフから、子どもたちにブーツをプレゼントしたいという声はきいていました。ちょうどそのころ、帯広友の会クリスマス会に招かれたのです。そこで、友の会の子どもたちが自分のおこずかい、自分の物をフリーマーケットで売って貯めた支援金を託されたのです。子どもたちの思いをどうにかして被災地に届けたい。届けるならば多くの人の手を通して「心」を届けたいと考えました。
思いついたのは熊本の女性たちのことでした。谷口女性会連盟会長に相談。帯広友の会の子どもたちの支援金で、九州のお母さんたちがクリスマスブーツを作成し、カードを添えて被災地に届けてくれないかと。すると快く110個を上回るブーツを1週間で手作りで作成し届けてくださったのです。北海道と九州が被災地の子供たちにという思いで一つになってつながったのです。それを、石巻北上の保育園児(帯広友の会の子どもたちよりももっと年下の子供たち)とはまぎくのおじいちゃんおばあちゃん、そして河北仮設の方々に無事届けることができました。みんな大喜びしてくださました。心が通じた瞬間でもありました。
ルーテル教会救援はこれからも「つながり」を大切にしていきたいと思います。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。