使徒言行 2:44 信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った、そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。
使徒言行録は初期の教会の様子をしるしています。「一つになって」「共有」「神殿に参り」「パンを裂き」「食事を共にに」「神を讃美する」。これらは教会の理想像かもしれません。しかし、まず「一つになって」が最初に来ていることに、教会の基本をみmす。
仮設支援協議のために石巻にいってきました。現在の仮設支援は、一人の孤独死も出さないようにというテーマをもって各団体が活動をしています。しかし孤独死は増えるばかりです。ルーテル教会救援も仮設でお茶っこ会(サロン)をしています。課題は男性の参加者がいないということです。名取にある仮設では多くの男性参加者がおり、活動も活発です。そこの違いは「自治会」だそうです。自治会組織が仮設で形成できたところは、自治会の中に男性がおられるのです。その自治会をどうやって作り上げて行くか。ルーテル救援の課題もそこにあります。そのためには核となるリーダーを必要とします。
教会の初めも、12使徒というリーダーがいました。このリーダーたちの信仰に支えられた共同体があったのです。その中心にはイエス・キリストの福音がありました。この福音があったからこそ「一つ」であったといえます。
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