3ヨハネ 1:2 愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。
長老であるヨハネは、教会の指導者であったガイオに手紙を書いています。その個人的な手紙の最初が祈りでした。まずガイオの身体的な「健康」を祈っています。新約聖書には健康であるという言葉は12回でてきます。その殆どは精神的な健康のことです。身体的な健康については4回しか出てきません。(ルカに3回、ここに1回)ヨハネはガイオの身体的な健康について特別に祈っているのです。
東日本大震災から1年がやってきます。3・11を迎えるにあたって、多くの企画が計画されています。被災地ホテルではすでに3・11の頃は予約が満員だそうです。その日、被災地に立ち、その時間を共に迎えたい全国のボランティアが多くいることでしょう。私たちルーテル教会救援は「祈りの奉献」を計画しています。被災者の方々の「その時は家族で静かに祈って迎えたい」に寄り添いたいと思っています。全国からの祈りのカードを仙台教会の礼拝で奉献します。たとえ遠くに離れたところにいても、祈りでつながり、祈りで支えることができます。祈りで寄り添うこともルーテル教会救援の大切なミッションです。
ヨハネは「あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています」と言っています。精神的な面だけでなく、身体的にも健康であるようにと祈るのです。このバランスがとても大切だと思います。しかしそのバランスを支えるのが実は祈りです。祈りが合わせられる時、神様から与えられたすべての面で恵みが与えられ、健康となるのです。被災地の方々の心と体のために祈り、寄り添い、共に歩んで行きたいと願っています。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>