第24期6回の常議員会が行われました。今期の最後の会議でした。そのなかで2012年の人事発表もあり、私の人事発表もありました。事務局長という立場から、現場の牧師として復帰する道が与えられました。5月までは任期がありますので、6月からの赴任となります。
現場に戻るということは、常に考えてきたことでした。まだ、事務局長としての再任の可能性が残っているのですが、あえて自分から現場に戻る道を選択しました。このことについて、いろいろな声が聞こえてきます。「無責任ではないか」と。その声は厳粛に受け止めています。しかし、自分が本当に神様から生かされる場所はどこか。この4年間の事務局長の働きの中で教えられたのです。宣教の現場に立ちたい。現場で人を出会いたい。一人でも多くの人に、イエス様のみ言葉と福音を伝えたい。宣教の現場を走り回って、人と出会って、共に泣き、共に喜び、神様に感謝したいのです。
3・11の東日本大震災救援のために、被災地という現場に立たせていただきました。半年という期間をそこで働き、その後も東京と仙台を往復しながら支援に携わってきました。じつはそのとき「現場」に立つことができたのです。苦しみ、悩み、痛みの中にある現場に立った時、本当の自分を見つけ出しました。牧師として召されたことの重さを実感しました。そこで現場に帰る選択をしたのです。
6月からは九州へ派遣されます。しかも熊本です。大江教会宇土教会の牧師としての働きが始まります。派遣されると共に、故郷に帰るというのが正しい言い方でしょうか。私がイエス様と出会った九州学院高校の隣の教会です。神様のなさることは不思議です。いまこの時に、熊本へ派遣してくださるのです。まだ少し時間がありますので、祈りつつその時を待ちたいと思います。