6月1日から赴任する、熊本の大江教会に招かれて礼拝奉仕をしています。教会には「6月1日の着任のため、只今試用期間中です」と挨拶しています。本来なら4月赴任ですが、5月末まで事務局長の仕事が残されていますので最後まで全うしたいと思います。ある先輩の牧師からは「1日もはやく市ヶ谷捕囚からの解放を」と励ましていただきました。現場に帰れると思うと、解放という言葉に励ましを頂きました。
さて試用期間中ですが、教会の信徒の方々の訪問に代議員さんが案内してくださっています。高齢になられて教会の礼拝に参加できなくなられた方々も多いです。その中に、母校九州学院の先生方もおられます。数学、物理を教えてくださった先生方や、英語の先生、世界史と。高校の時には意識していませんでしたが、先生方はキリスト者だったのです。信仰を土台とした教育や、交わりをして下さっていたのです。ずいぶん年齢が高くなられましたが、キリスト者である恩師にお会いできるのは神様の恵みです。
イエス様は、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」と言われました。だから故郷に帰ることには少し抵抗がありました。しかし、敬われるために故郷に帰るのではなく、神様に仕えるため、宣教するために故郷に帰るのです。そう考えたときに、自分が九州学院高校の卒業生であることの祝福を感じました。母校から生まれた教会に、卒業生の牧師が赴任する。これも神様の大きな導きと祝福の中にある奇跡だと思います。
信仰の先輩であり、恩師である方々との再会。そして、教会員の皆さんとの出会い。これから神様はこの交わりの中で何をなそうとされているか。み言葉を宣べ伝えること、さらに教会としてのビジョンとは何かを考えていきます。夢も幻も大きいものがいいです。いっそのこと千人礼拝を目指してみたいと祈っています。大江教会と九州学院ブラウンチャペルを見ていると夢が膨らんでくるのですが・・・。