熊本に35年ぶりに帰ってきました。九州学院を卒業し、神学校に入学してたくさんの回り道をして、やっと故郷に帰ることができたという感じです。「故郷に錦を飾って」といわれましたが、錦を飾るどころか開けない段ボールをどっさり持って帰ってきました。
さて、熊本に帰ってきて、一番衝撃を受けたのは「水」でした。熊本の水はこんなにおいしかったのかと驚きました。しかも水道水でさえこの美味しさです。一気に神学校の寮を思い出しました。ルター寮に入ってはじめて東京の水を飲んだ時のあの逆の衝撃。これは水ではないと思ったこと。薬水だなと文句を言ったことを思い出したのです。自分が生まれ育ったところには白水水源があり、水は美味しいものと信じていました。しかしこれも神様の大きな恵みだったのです。
35年ぶりに飲んだ熊本の水道水は大江教会の蛇口からでした。いやあ、絶品でした。これが本当の「命の水」なのです。教会にたえず流れている水こそ、イエス様そのものです。そのイエス様がここで命の水をくださっています。
イエス様は「誰でも渇いているものは私のところに来て飲むがよい」といわれました。イエス様のくださる命の水はどんな味がするのでしょうか。それは、やさしい味でしょうか。なつかしい味でしょうか。それともたまには炭酸水のような弾けるあじでしょうか。まあ、どんな味であっても、それが天国の味にはかわりありません。これからこの教会でご一緒に、命の水をいただきましょう。大江教会の水は美味しいです。