出エジプト 20:3 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
今週は教会バザーが行われます。礼拝堂もバザー仕様にかわり、今日の朝礼拝もとても不思議な感じがします。バザーについてはいつも牧師として考えることが多いものです。それは「このバザーはいったい何のため」ということです。物品販売?食事提供?それとも目的献金を達成?バザーにはそれらすべてが当てはまりますが、私にとっては「教会にきていただく」ことです。そして来ていただいた方々も、招く方々も共に喜び楽しむことだと思います。神様の恵みがなければ、教会バザーはただの販売所になってしまいます。
モーセに与えられた「十戒」の第1戒です。神様を神様とすることです。エジプトでの嘆き苦しみから解放してくださった神様のほかに、別の神様をもつようなことがあってはならないと戒めています。しかし、旧約聖書にはその後の民の歴史においてこれほど守られなかった戒めもありません。人々はすぐに欲望のままに神様を捨てて別の安易な神様を求めるのです。預言者は何度も、神様に立ち返るようにと忠告しますが、やっぱりできませんでした。人間は神様の約束を守れない存在であり、その罪のゆえにキリストの十字架の死によって罪が贖われるという救いへと導かれていきます。
「プライオリティNo1を決めよう」という言葉を聞きます。プライオリティとは「優先順位」「優先権」という意味です。しかし、それが意味するところは何だろうかと考えます。もちろん、多くある仕事の中で優先順位を決めてやっていこうということです。ところが「プライオリティNo1」ということはちょっと違う意味があるようです。ある時、政府高官の方が教えて下さいました。「プライオリティNo1を決めたということは、それが実現するまで他のことはすべてストップすることだ」と。他のものと並行にして優先してやっていくことではないのです。
モーセは十戒のなかでプライオリティNo.1は「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」であると教えています。私たちは人生の中で、何をプライオリティNo1としているでしょうか。そのことをモーセの十戒から教えられています。イエス様に従うということは、このプライオリティNo1にあたります。また神様と私にかかわる事のすべてがそれにあたります。今日与えられている神様の働きもまた同じ意味があります。
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