今年も残すところあと2日になりました。毎年のことですが、クリスマス礼拝後に1年間をなんとなく振り返ることにしています。なんとなくというのは、毎日書いてきたブログ、日記を読み返す程度にということです。その中から新しい年のテーマを決めることが目的でもあります。
さて、2012年のはじめに与えられた自分のテーマは「主の山に備えあり」(創世記)でした。事務局長を辞することは決めていましたが、現場に戻るにあたって多くの不安もありました。家族と離れての単身赴任。3か所での生活。6月までに本教会の働きをまとめる。そして大江教会に遣わされるにあたっての決意など。しかし、御言葉を読み祈り自分で選択した道でした。その中で与えられた御言葉が「主の山に備えあり」だったのです。毎朝このみ言葉を日記に書き記し祈りました。神様は必ず備えてくださる。そのような確信が常にありました。
もちろん、たくさんのご批判を受けました。「事務局長を途中で放り出した」「震災救援から逃げた」「となりびと活動を妨害している」「わがまま」「大江教会からの申請は、元事務局長として本教会を混乱させている」などなど。直接面と向かって言って下さる方はおられませんでしたので、反論もしませんでした。神様はきちんと見ておられますから。もし私が間違っていたら、神様は引き戻されるか、道を閉ざされるかだろうと思っていました。そんな時でも「主の山に備えあり」のみ言葉が支えてくれたのです。そして常に備えはありました。不思議といつも祝福されました。
1年のテーマであった「主の山に備えあり」は実現しました。私にとって大江・宇土教会・九州学院・九州学院を中心とする地域は主の山です。そこに神様が招いてくださった。だからすべてのものはそこに備えられています。時も場所も、そして人々も、すべては主の山に備えられている大切な宣教地です。新しい年のテーマは「幻なき民は滅びる」(箴言29:18)です。恩師・伊藤文雄牧師の助言からいただきました。