牧師館の一時引越しが終わりました。教会員の皆様の機動力には、ただただ感謝ばかりです。あまりの機動力に、いまだに自分の茶碗が見つけられずにいます。まあゆっくりと探しているうちに新築された牧師館に移ることになりそうです。
今回の引っ越しで、10回目となりました。いつもながらに荷物の多さに自分でも唖然としています。捨てればいいものを、捨てずに持って回っている。しかし、捨ててもいいようなものでも捨てられないものがあるものです。それは思い出があるものです。つまり何かしら自分の人生に関わっていて忘れられないものは捨てられないのです。今回もまた捨てられない物の一つに教科書があります。子供たちのものですが、これがどうしても捨てられません。教科書は本ですから、私にはどうしても捨てられないのです。だから牧師室には本で埋め尽くされることになるのです。そうはいっても、捨てるのは今がチャンスとわかっています。次女とは、これから3ケ月の間に片づけることを約束しました。こうなれば思い切ってやるしかないのです。人生のまとめに入るには、まず持ち物整理からだと自分に言い聞かせています。
仮住まいのチャプレン住宅はとても快適です。毎朝5時30分には部活が始まっています。その「おはようございます」の挨拶が心地よいものになってきました。庭の草刈りもやりました。するといろいろな種類の鳥がやってくるようになりました。日当たりもよく「このままでもいいかな」なんて思うくらいです。自分の母校に住めるなんて、そんな経験はめったにできません。だからこそ貴重な時間を過ごさせていただいていると感謝しています。
神様は何事も益としてくださる。そのみ言葉は確かなものです。それを益とするか、しないかは私たちの考え方ひとつです。新牧師館完成という終わりからの視点でみたとき、やっぱり今の時間がとても貴重だと改めて感謝しています。