ルカ 21:33 天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。
異常気象と言われて久しいですが、どのように言われてもこの地球で、この季節で生きていかねばなりません。人間は環境に順応するのが得意ですから、この以上にも順応して普通になっていくことでしょう。ただ残念なのは異常気象になると季節感を感じられなくなることです。もっとも季節感を感じながら生きている人はどのくらいいるかなと思います。それでも秋になると田んぼが色づいて「ああ秋だ~」という感じが大好きですが。
イエス様は「いちじくの木のたとえ」を話されました。いちじくの木や他の木々に葉が茂り、緑が多くなってくると夏が近づいたことがわかるという話です。このたとえ話とおして、世界でおこっている出来事や、天変地異をみたら「神の国が近づいた」と悟りなさいと教えられました。つまりこの世界の終りがくると察知しなさいと言われたのです。
教会の庭で赤トンボを見つけた時、思わず「秋だな」と直感しました。私たち日本人は特に季節の移り変わりに敏感です。その敏感な心を、神様がお造りになった自然から学んでいるようです。そのように私たちは、神様の出来事に敏感なはずです。そのような敏感な心を持つことは、神様が与えてくださった恵みです。赤トンボを見て「秋」という心の敏感さがあれば、イエス様の言葉を聞いたとき福音の素晴らしさに驚くのです。
世界の終わりに敏感になったとき、私たちは何に気がつくでしょうか。イエス様は「わたしの言葉は決して滅びない」と言われました。このみ言葉にたどりつけるでしょうか。この世の終わりにはいろいろな事がおこると言われます。しかし、神様の言葉は決して滅びないとすれば、私たちの救いは揺るがないということです。み言葉に敏感になるとは、イエス様の救いに気がつくということです。
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