本日の礼拝は「宗教改革コラール礼拝」として、特別な礼拝を行います。教会讃美歌・讃美歌21から礼拝式次第に合わせて讃美歌を選びました。とくにルター時代の讃美歌、ルター作詞作曲の讃美歌を用いています。
宗教改革といえば世界史の教科書で習ったばかりかもしれません。私たちの教会はルーテル教会(宗教改革者Mルターの流れを)です。しかし宗教改革って何だったのという方もおられることでしょう。毎年この主日に宗教改革の意義を考える時を持っています。とはいってもなかなかわかりずらいのも事実です。
そこで今年は礼拝に注目しました。宗教改革のひとつは礼拝改革とも言われています。当時の礼拝はすべてラテン語で行われていました。また聖書もラテン語で読まれていました。なんと讃美歌を会衆が歌うこともありませんでした。訓練された聖歌隊しか歌えなかったのです。もし今日の礼拝がすべてラテン語で行われたら、一体何がそこで行われ語られているか全く誰もわからないことでしょう。
そこでM・ルターは礼拝をすべてドイツ語にしたのです。また聖書をドイツ語に翻訳し、聖歌隊が歌っていたものを一般信徒が歌えるように作詞作曲をしたのです。なによりも大切だったことは、神様のみ言葉を一般信徒に取り戻したという事だったのです。これが宗教改革だったのです。というこーとで、ルターが一般信徒に取り戻した神様のみ言葉、讃美歌(コラール)を中心にした礼拝を企画しました。
私たちの大江教会も現在講壇用聖書の通読を行っています。じつはこれも大江教会の改革のひとつです。この教会に神様のみ言葉を取り戻す。み言葉を中心にした教会を目指すことです。ぜひ、一人でも多くの方の通読参加をお願いいたします。