最近気がついたことは「時間を間違えるようになった」ということです。手帳にはきちんと書いてあるのに、それを確かめないから間違うのかもしれません。先週もある予定を週報には「6時」と書き、自分では「16時」と書くつもりだった。しかし予定表には「16時半」となっていた。こんなことをしていることに少しショックですが、どこかで「まいいか」などと考えていることが多いですが。また「ものを探すようになった」ことです。考えてみれば物忘れするようになったということですが。
もの探しといえばイギリスに「セレンディップの3人の王子」という話があります。この童話の王子様はしょっちゅう探し物をしています。だから人々からはおかしな人と思われている。でも、しょっちゅう探し物をするのは普通のことですよね。私たちもしょっちゅう探し物をしているのですから。しかし、この王子様が私たちと違うところはしょっちゅう探し物をしているが、探している物は見つけられない。そのかわり別の宝物を見つける。探しているものよりもっと貴重な物を見つけ出してくるという王子様なのです。つまりこの王子様は思いがけない発見をする能力をもっていたのです。
この話しは大好きな話です。たしかにそうだなと思うのです。聖書を読んでいるといつもそれを思います。聖書を学ぶ会のために話すことを探している。そんなとき、その日のテーマではない福音を見つけ出すことがあるのです。「おおラッキー!」と思うことが多いものです。探しているうちに宝物を発見する。そんな恵みを聖書通読は与えてくれていると思います。
明日は教会フェスタです。みなさんきっと教会に宝物を探しにやってこられるでしょう。しかしそこでみつけるのは「聖なる空間」という掘り出し物だと思います。