2コリ 13:11 兄弟たち、喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。
本日で、東日本大震災から4年目がやってきました。ルーテル教会は支援活動として3年を現地で活動に当たりました。その活動が終了して1年がたちました。その後の活動が聞こえてこない中、私たちの大江教会は一つのテーマで支援を続けてきました。それは「忘れない寄り添い」でした。被災地との関わりをもちつつ、私たちは忘れていませんというメッセージをおくってきました。そのたびに「ルーテルさん」と声をかけてくださいます。このルーテルさんは今どうなっているかが課題のように思えます。
コリント信徒への手紙、結びの挨拶です。ローマ時代の手紙は、現代と同じように結びの部分に健康や祝福をいのる形になっていました。しかし、パウロの手紙はそれだけでなく、「励まし」が書かれています。パウロの手紙の特徴として、喜び、完全(回復)、励まし、思いを一つ、平和ということが繰り返されます。それは、神様が共にいて下さるという証しがそこにあるからです。
東日本大震災・ルーテル支援センター「となりびと」で4月のことでした。現地状況は復興というよりも、まだ緊急支援が続いているという感じでした。大型支援から個別支援へと緊急支援が移っていることを感じました。その中でも、遺体捜索は続けられており、石巻市でも2千の方が不明となっていました。そんな中、自宅にもどり、生活を再開される方々もでてこられました。ルーテル支援は、市内を歩き回り個別ニードの対応をしました。歯ブラシ1本から、買い物の手伝い、破壊された自宅をみたいという方を案内する等。このような地域に密着した働きしていますと、石巻の方々から「ルーテルさん」と呼ばれるようになりました「うちはルーテルさんがきてくれる」という言葉に、私たちが感激していました。
パウロは、神様が共にいて下さる証しを「喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい」の中に見ています。私たちの救援活動も同じです。この活動は神様が共に働いておられるのだと、心から信じることができます。だからこそ、「忘れない寄り添い」を続けてまいりましょう。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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