教会の長老である姉姉が4月26日午前5時25分、98歳の生涯をまっとうされ、天に旅立っていかれました。最後まで凛々しく、素敵な人生でした。天に召される前日までお話が出来たそうです。
ここ数年は、住宅型有料老人ホームで生活されていました。はじめの頃はデイサービスなどには参加されなかったようですが、最近では皆さんと楽しくすごされました。自分から出て行かれる様子ではなかったようですが、むしろ多くの方が姉妹の部屋にやってきては楽しい時間を過ごされたとのことです。ケアワーカーさんは「私たちはこの部屋のことを診療所と呼んでいました。いつも誰かがお部屋を訪問されていましたから」と言われました。いつでも受け入れるという姿勢で生きてこられました。医者としての人生もそうだったのでしょう。中心に真の強さと優しさを持っておられました。
長女さんは「きっと牧師婦人に向いてない、いやできない人だったと思う」と言われました。御主人は牧師の後、九州学院の英語教師として働かれました。先生がアメリカ留学中にご自分は医者になられたようでした。しかし、その人生を振り返ってみるとやっぱりキリスト者でした。しかも凛としたキリスト者だったのだと思います。98歳まですべてを受け入れていくというキリスト者でした。
ここ数カ月は「父がやってきた。母に会った」と言われていました。きっと父母に会いたかったのでしょうと言われていました。しかし自分が娘であること、名前を呼んでくれないことに少しの寂しさを長女さんは感じておられたようです。この世でのお別れの前日は、しっかりと話しができたそうです。長女さんが「私が誰だかわかる?」との問いかけに名前を言われたそうです。これが最後の言葉となりました。最後に娘さんの名前を呼ばれて天に召されました。素晴らしい人生・信仰を受け継ぎました。
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