クリスマスおめでとうございます。今年の大江教会にはパイプオルガンという素敵なクリスマスプレゼントが与えられました。これから礼拝がより豊かになっていくことでしょう。神様から頂いたこの恵みを教会の宝として用いていきます。さて、オルガン奉献礼拝で「5つのアヴェマリア」を演奏する礼拝をしました。すると恩師である神学校の先生から苦言のメールが届きました。
「オルガンがクリスマスに間に合って、記念すべきクリスマスになりましたね、これから礼拝を豊かにリードしていくでしょう。そこで苦言を一つ。「アヴェマリア」とはなんですか。「アヴェ」は「アヴェヴェルムコルオウス」(尊し主のみからだ)と同様神のようになったものへの呼び掛けですから、この言い方で、マリアも主のみからだも神になったと歌うわけです今のカトリック教会でも礼拝では演奏禁止でしょう。よい楽器が入ったり、よい聖歌隊があるときには、牧師の指導の責任は一層重くなるのです。そういう点でカトリックは古い典礼歌を全部禁止しているのです。行き過ぎくらいですから、この頃グレゴリアンを少し許可し始めたようですが。爺お率直なひとことです。」
やっぱり来たかという感じです。実はそれを知ったうえでの礼拝でした。いま大江教会は開かれた教会として、まだ礼拝に一度も来られていない方、中高生を招く礼拝を考えチャレンジしてきました。美空ひばりの曲の礼拝や、童謡を用いた礼拝もそうでした。どこまでチャレンジできるかということで、アヴェマリアを用いました。神学的、教会的には苦言の通りです。それに対してのチャレンジのなかで、日本の中にあるルーテル教会とは何か、宗教改革500年にむかって、いま何を改革していくのかを模索しているのです。神学することのチャレンジでもあります。今日のゴスペルも同じです。
まだ新しい年もチャレンジは続けます。それは楽しくワクワクすることですから。