毎日飛び回っている牧師ですが、予定の設定は毎週月曜日におこないます。その時、必ずある予定を組むことにしています。それは「自分の時間」です。週に3時間だけですが、自分のために自由に使える時間を確保するのです。
月曜日の朝、ネットカレンダーでその週の予定を確認します。そこにまず「自分の時間」と書き込みます。その時間は自分のための時間として自由に使います。執筆活動をしたり、陶芸をしたり、料理をしたりと、いま自分がやりたいことをする時間です。この時間があるから、その週を乗り切れるのだと思います。
先週は陶芸をしました。自分の趣味としてはもう20年になります。自分流で学んでやっていますので、なかなかいい作品ができません。基本をしっかり学んでからでないと結局はだめだなと感じます。ただ一つ、プロの陶芸家の方に昨年教えて頂いたことがあります。最初に置く土の大きさです。てびねりで作るとき、最初に茶碗の底になる土をおきます。平べったい円形の土です。問題はこの大きさです。じつは置いた土の大きさの茶碗しかできないということです。初めに置く土の大きさを基本にしなければ、途中で大きくも、小さくも出来ないと言う事でした。最初にどの大きさの土を置くかで、茶わんの大きさはきまる。大きく置けば大きくなる。小さく置けば小さくなるのです。最初の一歩は自分のイメージと置く土の大きさなのです。
陶芸家の方の話を聞きながら、宣教にもあてはまるなと思いました。大江教会の宣教はどんなビジョンをもって、どれくらいのイメージで初められたものか。大江教会は九州学院をでてシティチャーチとなるという決断をされた時、どのくらいの大きさの信仰の基礎を置いたのか。それを知ることが、これからの宣教を考える時の手掛かりになります。外に出て宣教するというミッションの土台は据えられているのです。