熊本YMCAジェーンズワイズクラブ30周年記念として「今月の聖句」を出版してくださいました。クラブの会報にキリスト教ミニ講話のようなものを毎月書いてきました。それをまとめて下さったのです。キリスト者ではない方にも伝わる文章を心がけてきました。「わかる文章」が目標でした。教会でも販売しておりますので、ぜひお買い求めください。売上げ金はすべて熊本地震復興ファンドになります。
書くことは大好きですが、どのように伝わっていくかが大切です。読んで下さる方がどんな方か、またどのような人に読んでもらいたいかを考えます。その中にイエス様のみ言葉をひとつ入れて書きます。読まれる文書を書くのはとても難しい課題です。
「『頭がいい人』と言われる文章の書き方」と言う本を読みました。その中に、文章を書く鉄則としていくつかあげられています。その一つに「自分のわからないことは書かない」というものがあります。教会の月報や週報で、いくら読んでも意味や内容がつかめない文章があります。また、礼拝説教などもよくわかないことがあります。もちろん読む側、聞く側の問題もあります。しかし、多くはそうでないと思います。書いている本人が、理解しないままに書いたり話すことが原因です。そのような文章の特徴は、抽象的な文章が多い、内容がぼけているというものです。「わからないことをわかったように書く」のは所詮無理なことです。わかった事しか書けないのです。
イエス様は「その結ぶ実で分かる」といわれました。どんな実を結ぶかは、その内面の信仰によるのです。結んだ信仰の実によって、その人自身もわかることになります。木と実の関係は、心と言葉の関係に置き換えられます。どのような実を結んでいるかで、その人の内面が見えてきます。書かれたもので内面が見えてきますね。