宗教改革500年行事も終わりました。29日の記念礼拝には600名を超える方々と共に礼拝ができました。私と中島神学生はあえて式服を着ず、フロアで全体を見渡す役目をさせていただきました。ドイツ、フィンランドで3万人礼拝を何回か経験してきました。その時、式服を着ない牧師をたくさん見ました。実際礼拝の運営などの話を聞いていたのが役に立ちました。
今回の礼拝運営で勉強することが沢山ありました。日本はどうしてもキリスト者だけの礼拝は成り立たず、多くのノンクリスチャンの助けを必要とします。その方々と守る礼拝に慣れていません。キリスト者中心に進められていくので戸惑われることも多いのです。そこをどう配慮していくかです。今回も2階席の配さんと祝福、学生さんへの祝福に戸惑い時間がかかりました。歌いつつ聖さんと祝福というのに無理があったのかもしれません。フロアで指揮をする私たちがもっと臨機応変に動かなきゃいけないと反省します。その点、献金は見事でした。予定時間の半分ですみました。
ただ、フロアにいて一番驚いたことは、参加者の平均年齢が高いことでした。500年記念として礼拝守るのか、500年として守るのか。大江教会では記念ではないと語ってきました。宗教改革501年に向かっての節目、新しく改革される教会の第一歩との位置づけでした。その点で行けば今回の礼拝で何が新しく始まったのかと自問自答しています。
素晴らしい礼拝でした。それだけでいいでしょうか。大江教会では午後に「金子みすゞ朗読と語り」を行いました。そこに込められた宗教改革500年をどれだけ感じ取っていただけたかなと思います。記念に立ち止らない教会でありたいです。