九州教区第46回定期総会が久留米教会で行われました。献堂百年の教会です。ヴォーリズの九州で初めての教会建築です。さすがに趣のある礼拝堂でした。まさに聖なる空間で、とても清楚な気持ちで総会が行われました。
久留米教会の聖壇は北欧の影響を受けているようです。聖壇の中央にゲッセマネの園のイエス様の絵が描いてあります。墨絵かなと思うようなモノトーンな絵でした。ペン画ではないかなと言われていました。この様な聖壇はフィンランドやデンマークでよく見かけました。しかし油絵が多く、カラフルなものばかりでした。久留米教会の聖壇は墨絵のようで日本的で、それで主の受難の苦しみがよくあらわされていました。100年前の時代、この聖壇は画期的なものだったと思います。今では歴史的な落ち着きがありますが、このような革新的な聖壇が、時間の経過で歴史的な重さを持ってくるのだと思いました。現代の教会では考えられないものです。
その聖壇を眺めながら、いまの教会はどうだろうかと考えていました。今の久留米教会はどうだろう。伝統的な素晴らしい聖壇を持っている。パイプオルガンがある。それを活かしきっているのだろうか。神様が喜ばれる宣教する教会として用いられているのだろうか。百人礼拝が行われているか。それは久留米だけでなく、九州教区の教会は革新的であるか。この世に向かうみ言葉を持っているのだろうか。なぜすべての教会が百人礼拝でないのだろうか。ずっと自分に問うていました。
今期は伝道部長に選出されました。神様は何を望まれているのか。きっと、教区内の教会の宣教を再確認せよということでしょう。結果にこだわる伝道部長がいてもいいかなと思います。礼拝出席の平均を10名はあげたいですね。