1コリント 15:10 神の恵みによって今日のわたしがあるのです。
「プランニングにおいて重要なことは、明日何かを行うかを考えることではない。明日のために今日何を行うかを考えることである」とありました。仕事にしろ、人生にしろ、いろんな計画を立てながら生きています。多くは明日何をするかを考えています。しかし、目標が何であり、なぜ自分は生かされているかを知ることによって、その明日のために「今日」何をするかが大切なのです。
パウロは神様の教会を迫害したにもかかわらず、その彼が使徒となったのは「復活の主」との出会いによります。そのことが恵みであり、神様によって「今」があるというのです。過去でも未来でもなく、「今在る者」として他の弟子たちより多く働いたと言っています。
「寝る前の15秒で幸せになれる」という見出しにつられ、本屋さんで立ち読みをしました。その本によれば、眠る寸前に何を考えるかで明日が変わってくるというのです。たとえば、「ああ疲れた」「明日も仕事が大変」「ずっと寝ていたい」と思って眠るのと、「きょうも疲れる位に働いた」「明日も仕事があって幸せ」「ゆっくり休んで元気に起きるぞ」と思って眠るのとでは、朝の迎え方が違う。もっとすすんで「ああ幸せだな」と思って眠ると本当に幸せになっているというのです。なあんだと思いました。私たちクリスチャンが毎日やっていることを、違う形にして書いてあるだけなのです。私たちは寝る前に必ず祈ります。多くの人が「今日も守られて感謝します」から始まり、「神様に助けていただいて幸せです」「明日も守ってください」「あなたと共に歩ませてください」と祈ります。その祈りは毎日、神様によってかなえられています。毎日寝る前に祈ることで、人は幸せになれるのです。
パウロは神様から大きな恵みを受け、罪赦された者となりました。その時、異邦人への福音宣教というプランを与えられました。そのプランの実現のために「今日」何を行うべきか、「今日」あるべき姿を示すのです。自分の明日のために「今日何を行う」かを考えながら過ごしていきましょう。信仰者とは、神様の前に自分の愚かさを知り、重要なことを見分けられる人のことでしょう。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ>