日本福音ルーテル教会の宣教会議に8年ぶりに出席しました。教会行政を離れて久しぶりに市谷センターの会議室に行ってきました。不思議な気持ちになりました。教会行政は次の人に委託し、自分では区切りをつけたつもりでした。市ヶ谷の事務局へは必要最小限にして、退局後は一度も事務局に足を踏み入れていません。正直な所では宣教会議に出席したくはなかったのです。しかし神様の御心があってのことですから。
宣教会議では教会行政を担っておられる執行部の方々の苦労を思いました。自分もやっていたことですが、準備や調整、さらには何を協議し決議に回していくかの作業は全体を見てなければできません。ルーテル教会の全体と今の状況があってのことです。自分もよくやっていたなと改めておもいました。
宣教会議はまず学びから始まりました。今回は「ハラスメント問題」を学びました。教会内にあるハラスメントとは。それにどう対処していくか。組織としての対処の仕方などを学ぶことが出来ました。さらに次世代育成プログラム(TNG)の報告、各教区の建物、建替え方策の報告、北海道特別教区のこと。宣教方策を策定するに向かっての協議などがなされました。どれも大切で有意義な会議だったと思います。ただ残念なこともありました。いつもそうですが報告までが会議なのかなと言うことです。思わず「自分には過去のことばっかり」と言いました。現在進行形ですと反論がありました。それでは何が新しく始まっているのか。ルーテル教会は絶えず新しく改革されていくのですから、報告から学ぶだけでなくビジョンとアクションが欲しかったのです。
イエス様はこの会議に何を求めておられるのだろう。私には「現場に帰りなさい」と言われていると感じました。現場に寄り添えばわかると。
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