クリスマスおめでとうございます。今年のアドヴェント黙想は「約束」ということをテーマに過ごしました。この時代は約束を反故にされることが多いといわれます。どんなに小さなことでも「約束を守る」ことが大切です。約束を守るとは何か。クリスマスの約束とは一体何かを思いめぐらしていました。
私たちの人生、どのくらい約束をしているでしょうか。自分に対しても、人に対しても。大きな約束は覚えているかもしれませんが、小さな約束は反故にしてないか。例えば時間がないと分かっていて、ランチを一緒にするとか。いつかするとか。自分にはダイエットしてやせるとか。心にもないことばっかり言って約束しているのかもしれません。そういうことを続けていくと、守れない約束をするという習慣におちいってしまいます。そして信頼、信用をなくしていくのです。言葉でどんなにいっても信用されないことがおこります。言葉が多すぎます。誰かに何かをすると約束したら必ず実行することです。無言で静かに実行していくことが大切なのかもしれません。
マザーテレサは「話すのは出来る限り少なくしましょう。説教して聞かせても、それは人と触れ合う場所にはなりません。だったら、なにをすればいいでしょう?ほうきを手に持って、誰かの家をきれいにしてあげてごらんなさい。その方がずっと雄弁なのですから」と言っています。なるほどです。教会で大きな声で雄弁に語る人ほど体は動かないと聞いたことがあります。沈黙の奉仕者が約束を守る人なのでしょう。
クリスマスの約束を信じる。天使は雄弁に語ったわけではありません。一言「神はあなたと共におられる」と言ったのです。それだけで十分です。神が私と共におられるから、そのみ言葉を受け止め、信じ、神と人に仕えて行こう。今年の気づきでした。