ルカ 1:28 おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。
クリスマスおめでとうございます。クリスマス前の最後の朝礼拝です。
クリスマスの最初の出来事である、受胎告知を思いだしてください。天使ガブリエルが最初に告げた言葉は「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」というものでした。なんと美しい言葉でしょうか。イエス様の母となられたマリアは世界一の幸せものです。クリスマス礼拝を終えたいま、光り輝くクリスマスを感じておられることでしょう。確かに私たちは天使の大群から喜びの訪れを告げられました。
クリスマスはなにが「おめでたい」のでしょうか。イエス様をみごもったことでしょうか。もちろんそれもあるでしょう。しかし、本当におめでたいことは「主が共におられる」ということです。これにまさるものはありません。私たちも毎日「おめでたい」のです。なぜなら主が共におられるのですから。マリアの受けた「聖なる出来事」が私たちをクリスマスに導くのです。天使は告げます。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。私たちもまた主が共におられるから「おめでたい」のです。
「心にしみる名僧・名言逸話集」の前書きに、次のようなことが書かれてありました。「人間が生まれたのには何か使命があるのだろう。使命とは、この自分の命を使うことであり、生命とはこの自己の命を生かすことだと気がついた」。神様からいただいたこの命を使うとは、どのようなことでしょうか。また、この命を生かすにはどうしたらよいでしょうか。使命と生命。もし与えられた命を自分のためだけに使うとしたら・・・。そうありたくないと思います。神様と隣人のために私の与えられた命を使うとき、やっぱり私の命は生かされるのだと言えます。
今年はどんな年でしたか。あなたの命が生かされましたか。クリスマスがやってきました。主イエスはご自分の命を、私たち罪人のために十字架の上でお使いになられました。それによって主イエスの命だけでなく、私たちも命も生かしてくださったのです。
クリスマスおめでとうございます。心から主に感謝です。
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