日本福音ルーテル教会は次期宣教総合方策を準備しています。コンセプトは教会のリフォーメーションとのことです。日本語にすれば教会の改善、改革、再編成、再構成、作り変えということです。宣教室長のもとに若手の先生が集められて協議をかさねています。どのような方策が出て来るか楽しみです。
この度、鹿児島教会は新しい宣教がスタートしました。これも教会のリフォーメーションだったのでしょうか。そういわれると「違う」と思います。特に鹿児島教会を改革したわけでも、再編成したわけでもありません。ましてや改善したくても人もいないし、お金もないと言う状況でした。ところが、新しい宣教の形として、今までにない教会の在り方を創造したと言えます。「地域Caféのある教」会です。
現在の鹿児島教会は毎日、教会と集会室(カフェ)に灯りがともっています。さらに大学生の出入りがあります。地域からの利用が増えました。フルートサークル、コーラス、演劇サークル、さらに料理教室と。礼拝堂とカフェに絶えず人がいるのです。外観もスッキリしました。40年間教会の十字架を隠してきた木を伐採しました。現代社会の中で新しい教会の在り方を提案するような居場所を創造したのです。この噂は鹿児島の他教派教会で大きな話題となっているとか。大学生などここ数十年教会で見たことがないのにと。また新聞、マスコミからも注目されています。そのうちテレビでも紹介されるでしょう。それだけの話題性を持っているからです。
いまの教会はリフォーメーションではなくイノベーションだと思います。革新です。今の教会をどれだけ改革しても元の教会に戻るだけだと思います。改革とは常に新しく始まる事というルターの言葉は教会の革新を言っていると理解しているのですが。
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