初めての試みで九州教区「New伝道セミナー」~20年後に持続可能な教会~を10月に大江教会で開催いたします。全国伝道セミナーはルーテル教会宣教百年後に全国信徒運動体の活動として行われていました。百人礼拝を目指せる教会は目指す!という目標もありました。大江教会もその一つだったと記憶しています。
あれから25年が経ちました。宣教百年後の盛り上がりは何処へ。現在は教会維持だけで大変な状況になっています。百人礼拝を目指すなどという言葉も消えました。全国に135教会(礼拝数はまだ多い)がありますが、教職者数は76名です。九州教区は38教会で教職数13名です。さらに今年は2名減になるかもしれません。教会を整理統合して数を減らしても礼拝数は変わりません。牧師が毎週何百キロも自動車で移動しているのはこの礼拝のためです。礼拝数は減らないのです。
そんな中で伝道部長に選ばれました。この状況にあって、牧師が在住しなくても宣教進展ができる。数が伸びていく教会のモデルを伝道部でつくり、それを皆さんと分かち合う機会を持ちたいと思いました。言うだけで教会に何も変化が起こらないならば、それは説得力がありません。どの教会もこの時代の中で創意工夫・忍耐努力すれば必ず成長できることを示したかったのです。この3年に鹿児島・阿久根教会が成長できたことの発題をさせていただこうと考えています。その中心には何があったのか。それを皆さんに発表するのが新しい伝道セミナーです。結果をきちんと見せることでした。
教会の人事配置もかなり厳しくなります。大江教会に牧師が在住できる保証は何もありません。常に牧師の在住が必要な教会を望むならば、百人礼拝をしている教会になっていなければなりません。ここに牧師一人必ず必要という教会であることです。