神戸ルーテル神学校の秋リフレッシュコースに招かれて100分4コマの講義をしてきました。それだけの内容を話すことができ、自分でも驚いています。大江教会を中心とする伝道のバイタリティがテーマでした。
講義をまとめるにあたりあることに気がつきました。いまの大江教会の伝道プランは3つの形があるということです。1つ目は大江教会を中心として中高生へのアプローチ、地域への伝道。2つ目は臨床宗教師をはじめとする公共空間での宗教者の働き、YMCAなどの外での働きによる伝道。3つ目は鹿児島・阿久根教会における、教会の中に公共の働きをもってくる。鹿児島大学Youth senseとの共同で地域社会に仕えていく伝道。たしかに3つのパターンがあります。一つの教会を中心として様々な伝道のパターンがあることに気がつかされました。
講義を聞かれた信徒伝道師の方が質問をされました。「鹿児島教会は大学生がたくさん集い、礼拝も2名から20名に増えたのですよね。牧師の自給金が払えないというのはわかりますが、なぜ本部は若手牧師を自分たちの予算で鹿児島教会に派遣しないのですか?牧師が足りない?でも伝道の可能性のある所に牧師をなぜ配置しないのですか?」と。答えに窮してしまいました。人事配置の考え方なのでしょう。拠点教会を決めてまずそこを維持するため?牧師の自給金が支払えるところ優先?伝道活動よりも維持管理?なぜ可能性のある所に牧師を送って伝道しないのかという問いに、人事にかかわってきたものとしては考えさせられました。一つの教会の中にもある問です。
神様がルーテル教会にいま問われていることは何かなと思います。本教会の次期宣教方策が20年後に可能な教会を目指すとなっています。なにをもって??