ローマ教皇が来日され、ローマ・カトリック教会では東京ドームミサをはじめ、長崎、広島と平和メッセージが語られました。東京では教会青年たちとの対話集会が行われたようです。ネットニュースを見ながらやっぱり影響力がすごいなと思いました。
東京ドームの5万人ミサには日本福音ルーテル教会も招待をされ、総会議長をはじめ常議員、各教区長の15名の方々が参加しました。画像には来賓席というのがあり、かなり近いところでミサに参加されました。これまでの教会対話、信仰義認の共同宣言、宗教改革500年の合同礼拝と共に積み上げてきました。このミサに招待されたことが、これまでの大きな成果だと思います。聖卓からの距離ではローマ・カトリック教会の司祭席のすぐ後ろだったようで、フランシスコ教皇を肉眼で見ることができる近さだったのでしょう。みな喜んでおられました。
ところが、実はその席よりもっと近い所に私たちの大江教会がありました。大江教会だけでなく鹿児島教会もありました。長崎と東京ドームミサに用いられた礼拝の灯がそれです。宗教宗派を超えてアースキャラバンが教会、寺、神社、学校、福祉施設を巡りながら「希望の灯」プロジェクトを行ってきました。原爆の残り火をローマ教皇に吹き消していただいたあと、長崎・広島から希望の灯を再び灯し、全国を回って希望に火に祈りを込め新しい灯を創り上げました。その灯が諸宗教の代表者かミサの中で侍者に届けられ、2つのミサの灯りに用いられたのです。その灯りに最初に祈りを込めたのは鹿児島教会、その次が大江教会なのです。
私たちの教会の祈りがあの東京ドームの聖卓にある灯りなのです。神様と教皇の一番近いところに私たちの祈りがあったことに驚きと感謝をいたしました。