マタイ 9:2 イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、『子よ、元気を出しなさい。あなたの罪はゆるされる』と言われた。
ある時、30代の男性が礼拝にこられました。その方は、「わたしが教会にくるようになったのは、神様が最初から計画されていたのだと思います」と言われました。初めて教会にこられた方の言葉でしたのでビックリしました。しかしよく聞いてみると、彼のまわりにはクリスチャンがたくさんおられたそうです。しかも「わたしは祈られていたのだと思います」と言われました。その言葉どおり、神様が彼を導かれたのだと信じることができました。小さな奇跡というものは、常に普通に起こっているものです。私たちがそれに気がついてないだけで、今日お命を与えられてこの朝礼拝に集う事が出来るのも奇跡です。
イエス様は一人の中風の人の癒しをされました。しかし、この癒しは特別な形でした。いつもならその人との対話があり、信仰をみられます。今回は、この人ではなくこの人を連れてきた人々の信仰を見られたのです。ここに奇跡があります。病気が治ったということだけでなく、人々がイエス様のもとに苦しみ悩む人を連れてきたのです。このことによってイエス様の奇跡がおこるのです。そのきっかけが何だったか。中風の人がどんな人だったかは聖書には記されていません。しかし、きっとこの人と、周りにいた人々のつながりがきっかけだったと思います。
先週はある方が悩みの相談にこられました。生きていくのがつらいという相談だったのです。そのなかで、「新幹線の中で、どうしてこんな悲しいのかと思って空を見上げたら虹がでてました。ちょうど福山あたりでした。その虹をみたとき神様が何かを語って下さると思い教会へきました」と言われました。実は丁度同じ時間に私たちも、その虹を見たのです。婦人会の途中でしたが、皆でながめたあの虹だったのです。神様はその虹を架け橋にして、痛み苦しんでおられる方を教会へ導いてくださったのです。やはりつながりですね。
聖書では、イエス様が中風の人の信仰をみられたのではなく、その人を連れて来た人達の信仰をみられたとあります。私たちの信仰で、あなたの愛している人が救われるのです。イエス様に私たちの信仰を見ていただき、イエス様が導いてくださることに感謝しましょう。
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