仏教系の情報誌「みずすまし」に、正法事門法華宗・正法山礼法寺の樋口泰功住職との対談記事を記載していただきました。仏教系の情報誌に出るのは初めての事で、この機会を与えて下さった方々に感謝しています。
樋口住職とは「認定臨床宗教師」の仲間です。東日本大震災後に国立大学の東北大学が、現場の苦しみに寄り添う「宗教者」の養成を開始しました。要請講座の終了した宗教者が臨床宗教師の資格を与えられます。上智大学、龍谷大学、武蔵野大学も養成講座始められ連携されています。公共の場で働く宗教者と言えばわかりやすいでしょうか。キリスト教のチャプレンの働きです。現在は学校、施設、病院の緩和ケア病棟での働きをしています。宗教宗派を超えて共に働く宗教者として活動しています。
樋口住職はアンパンマンのようなお坊さんです。自分では「まんじゅう和尚」と言われています。九州北部豪雨災害では被災後すぐに現地に身を置かれ、救援活動、仮設での傾聴カフェ、復興住宅支援のリーダーでもあります。現在は災害がある所に臨床宗教師がいち早く駆け、熊本球磨豪雨水害でも働きは続けられています。仲間の僧侶たちを九州学院聖書科授業にお招きし授業をしていただきました。高校生たちも初めて出会うお坊さんに興味津々でした。緩和ケア病棟では毎週水曜日に病棟にはいり、傾聴活動を中心に人生の最期を共に歩む宗教者としての活動もしてきました。
今回「みずすまし」に対談を記載していただけたのは、樋口住職の師匠から「あのユニークな立野牧師と対談してみたら」とのおすすめがあったそうです。大変光栄に思います。宗教宗派を超えた活動のなかで、キリスト者として苦しみの現場に寄り添う宗教者としての役目が主教宗派を超えてできていることに感謝です。