ヤコブ 1:19 聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。
ヤコブの手紙には信仰によって行うことの大切を伝えています。何をするにせよ「信仰」から始めることです。その中で「早い」ものと「遅い」ものとがあるといいます。それをよくみると自分を振り返るには十分なものです。聞くことは早く、話すのは遅く、そして一番は怒るに遅くあれということは、私たちの関係において大切なポイントです。怒ることが早い人の多いこと。よく見かける光景です。
先日のことでした。狭い飛行機の中ではストレスが多いものです。ちょっとしたことが許せなくなるようです。日曜日の午後5時の便でのできごとです。MD90という小さい飛行機でした。すぐ後ろの席で言い合いがはじまりました。中年の男性二人のようでした。「お前が席を変われ」「文句いっているはお前だろう」と。どうも新聞を読んでいて座席の肘置きの取り合いになったようです。2つの席の真ん中に肘置きは一つしかありません。譲り合えばいいのですが、どこか心の余裕がなかったのでしょう。肘のことから、次に足が出ているとか出てないので、取っ組み合いになりそうな雰囲気でした。結局離陸直前まで続き、客室乗務員まで巻き込み飛行機の出発は遅れました。「ちょっとしたことなのに」と悲しくなってしまいました。
「怒るのに遅いように」。確かに怒るのは遅い方がいいです。その前に聞くことだとヤコブはいいます。人間関係をよりよくするコツは、信仰によって行うこと。1つの早、2つの遅でいきましょう。
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