マタイ 10:8 ただで受けたのだから、ただで与えなさい。
イエス様は12人の弟子を宣教に派遣するにあたり、イエス様と同じ権能を与えられています。その働きはイエス様とほぼ同じような働きであり、活動の内容も同じでした。ですからその教えも「天の国は近づいた」という福音を宣べ伝えることでした。その宣教にあたり「何も持って行くな」と言われています。福音もただでうけたのだから、ただで与えよと言われたのです。
人に物をあげるのが好きな人がいます。自分も少しその傾向があるようです。自家製パンを作った時など誰かにあげたくなってしまいます。気前がいいというのとはちょっと違います。しかし、なんでもあげることができるかといえば、そうではありません。何があげられないのか。それは自分が苦労して買ったもの、思い出がたくさんつまったもの。そして、人にあげると勿体ないと自分が思うものです。とすると、人にあげたいと思いながら、自分勝手にふるまっているのかもしれません。
イエス様からいただいた、福音はどうでしょうか。人にあげたくないものですか。それともあげたいものですか。あげてもあげなくてもどうでもよいものですか。福音とはそのようものではありません。自分だけもものにしたらもったいなく、あえて隣人にあたえざるを得ないくらい素晴らしいものです。イエス様は「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」と言われました。イエス様からいただく福音はただです。独り占めせず、どんどん人々に与え続けていきたいと思います。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ>
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