フィリピ 4:4 主において常に喜びなさい。重ねていいます。喜びなさい。
フィリピの信徒への手紙は「喜びの手紙」と言われています。パウロが信徒にむけて「喜びなさい」を何回も繰り返し告げているからです。この「喜びなさい」とは何でしょうか。しかも「主にあって」と言うのです。パウロは救われた者の本質を言っているのかもしれません。キリストと出会い、罪赦されて新しい命をいただいた私たちは、内なる中心にこの「喜び」がある。それを人々に証しするのだと聞こえてきます。
有名になりました動物園に「旭山動物園」があります。動物の「行動展示」という特徴があり、それが動物本来の動きをもたらし、「すごい」「かっこいい」などの感動を生んでいます。私も2回ほど行ってきました。時間をつくっても、またぜひ行きたい動物園です。よく閉園の危機を乗り越えた動物園として紹介されます。しかし、ちょっと違う角度からみると、動物園の本来の使命を根本から問い直した動物園だと思うのです。行動展示ということは「動物が一番喜んでいる状態」の展示だそうです。動物が本当に喜んでいる状態が観る者に感動をあたえるのです。もっといえば「動物らしさ」を体験できるのです。動物が本当に「喜んでいる」ことが、動物らしさです。
「喜びなさい」とパウロは何度もいいます。救われた私がまず「喜んで」いることです。そのことが人に平安をもたらしていくのです。自分の中に「喜び」「楽しさ」「平安」があることを知り、それをしっかり受け止めて今日を過ごしましょう。私たちも喜びの中に「自分らしさ」を表現できればと願います。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ>