フィリピ 2:4 めいめい自分のことばかりでなく、他人のことにも注意を払いなさい。
パウロはまず2章のはじめに「へりくだる心」を持つことを薦めています。そのことはキリストの十字架の出来事として確認できるというのです。すべてはキリストがどうされたかを考えることです。
ある本でよみました。バスに一人のお年寄りが荷物をたくさん持って乗ってこられました。あいにく席はいっぱいで、座るところがありませ。しかし、誰もこのお年寄りに席を譲ってくれません。よくある光景です。ところがたった一人このお年寄りに席を譲ってくれた人がいたのです。その方はバスの運転手さんだったのです。「席がなくてお困りでしょう。私が立ちますからどうぞお掛けください」と言って運転席を立たれたのでした。そして乗っている人達に、「私が立てばいつまでもバスは動きませんよ」と言われたのです。すぐにたくさんの席があきました。
パウロは「他人のことにも注意を払いなさい」と言います。そして見本はイエス・キリストだと言っています。いつもイエス様だったらどうされるか考えてみようということです。バスの出来事でも、イエス様は「いつでも私が代わりに立つ」と言われるでしょう。