ヨハネ 10:3 羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。
イエス様は「羊飼いと羊」のたとえで、神様と私たちの関係を話されました。イエス様は「よい羊飼い」であると言われました。その羊飼いは、門からやってきて、1匹1匹の名前を呼んでつれだし、先頭にたって野原につれだすのです。この名前を呼んでというところに、神様と私たちの深い関係があります。
結婚式で牧師が、決してやってはいけないことに「名前を間違える」があります。名前を間違ったために訴訟になったケースもありました。名前はその人の人格を表し、その人自身です。ですから決して間違ってはいけないのです。間違った時点でその人ではなくなるのです。幼稚園、保育所でも、こどもの名前を間違った時「自分じゃない」と怒られます。子どもたちにとって「名前」はとても大切です。1字違ってもそれは自分ではなくなるという位の大きな出来事です。また心に傷をつけることになります。
イエス様は「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す」と言われました。名前をすべて覚えているのが羊飼いだと言われたのです。もし名前を呼び間違えたとしたら、羊は羊飼いのことを信用しなくなるでしょう。イエス様はよい羊飼いです。私たちの名前をすべてご存知です。それは名前だけの問題でなく、私のすべて、私自身を知っていてくださるということです。そこに安心があります。