ルカ 6:44 木は、それぞれ結ぶ実によってわかる
ルカ福音書でも有名な「平地の説教」の中にあるみ言葉です。「木は、それぞれ結ぶ実によってわかる」といわれているように、神様から与えられた賜物によって、どんな実をつけるかが大切です。しかし、実をつけるのは私たち自身です。人はその人の実しか結ぶことができないのです。良い人に良い実が。ただ、考えておかないといけないことは、なにを持って「良い」とするかです。
今日のネット朝日に、次のような記事がありました。「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」。大学とある機関が共同で調査したところ、こんな面白い結果が出たそうです。「保護者の普段の行動と子どもの学力には強い関係性がある」とニュースは書いていました。以下ニュースから「国語の成績をみると、上位4分の1の最上位層の保護者の70.6%が「本(漫画や雑誌を除く)を読む」と答えたのに対し、下から4分の1の最下位層は56.9%にとどまり、13.7ポイントの差があった。最上位層では「家には本(漫画や雑誌を除く)がたくさんある」という回答も72.6%あり、最下位層より24.6ポイント高い。「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」も822%で、17.9ポイント高かった。 一方、最下位層の親に多いのは「テレビのワイドショーやバラエティー番組をよく見る」「カラオケに行く」など」。
これを読んでみて、何かおかしいなと感じました。成績の良い悪いが、その人の良い悪いを決定することになるのだろうかと思うのです。誰が判断しているのだろうかと。イエス様がいわれる「良い実」とは成績ではないように思います。神様の御心に従った生き方ができるかどうかが実に影響を及ぼすと思います。仕事が出来るだけでなく、何のためにこの仕事をしているか、神様の御心に従っているかどうかを考えて、今日も与えられた任につきましょう。