「とろろごはん」をつくってみました。子どもの頃、父親と阿蘇の山中に山芋掘りにいったのを思い出します。
山中の奥に入っていき、まず山芋の弦を見つけることからはじまります。見つけるとそれを切らないように地面hwとたどっていく。そこまでも時間がかかります。しかし、それからが大変でした。山芋を傷つけないように大きく周りから掘っていくのです。どんな曲がり方をしているかわからないので、慎重に。そして最後に山芋を掘ったあとは、弦をもう一度地面にさしておく。次の年のために・・・。
こんな思いでとともにあるのは、必死に掘っている父親の背中です。ですから「とろろごはん」を食べるたびに父親を思い出します。美味しいもの食べるために必死だった父の背中を。