マタイ 7:26 わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。
「家と土台」の話は、イエス様のたとえ話の中ではわかりやすいものです。岩の上に建てられた家と、砂の上に建てられた家。「雨が降り、川があふれる」同じ条件であっても結果は全く異なることが語られます。その違いは倒れるか倒れないかです。そのことを決定する違いは土台が何であるかです。イエス様はこの土台は「み言葉を聞いておこなう」としておられます。「み言葉」だけでなく「聞いておこなう」ことが一体として教えられており、み言葉を聞いたものは「そうせずにはおれない」ということが土台なのだと言えます。
「話すことの多い人は、人の話を聞かない。聞いても理解しない」そんな言葉があります。それは「教師」と呼ばれる人たちであると言われました。「聞いても理解しない」というのは、「理解できない」というわけではありません。「聞いても自分勝手に解釈して行うので、結局本来の意味を理解していない」というのです。聞いて理解することの大切さを思います。また、聞くことは相手を中心にすることであることも教えられます。
神様はマルコ福音書で2度「これに聞け」という言葉を示されました。洗礼の時、変容の時でした。また、イエス様は「聞くこと」を大切になれました。自分勝手にではなく、相手を受け入れ、まずそこに自分をおいて理解することを教えられたのです。話すばかりでなはく、まず聞くことから今週は始めましょう。