ルカ 24:5 「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。
教会の季節は復活節にはいりました。復活の朝、婦人たちは明け方早くに、香料をもって墓にいきました。イエス様の葬式を済ませるためでした。するとそこにイエス様の遺体はなく、輝く衣をきた2人の人が立っていたのです。彼らは「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか」と聞き、イエス様は「復活なさった」と告げたのです。私たちは死者の中にイエス様を探すのではなく、復活し生きておられるイエス様を見るのです。死を超えて命があることを教えられたのです。
作家マーク・トウエインの有名な逸話があります。ある日曜礼拝からの帰り、教会の扉をあけると雨が降っていました。彼の友人が「この雨は止むだろうか?」と言いました。するとマーク・トウエインは「いままでに止まなかった雨はないよ」と答えました。この話はとても短いものですが、ここに「希望」が見えます。悲しみの雨が降ったとしても、いつかは止む。止まない雨はないのです。
十字架の出来事は、悲しみの出来事でした。イエス様は確かに死なれたのです。しかし、そこで終わりませんでした。新しい命としての復活があったのです。私たちの人生もこの世での終わり「死」がやってきます。しかし、神様からいただいた命はそこでは終わりません。死者の中に自分をさがすのでなく、死んでなお生きる命を受け止めていきたいと思います。復活の主の恵みと祝福が今日も私たちの上にありますように。
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